hirobowの読書 blog

読んだ本を紹介していきます。

トヨタで学んだ「紙一枚!」にまとめる技術

エクセル1とロジック3

 

トヨタでは何かまとめる時に、最大でもA3用紙一枚に纏めるとのこと。

実際にどんな物かは本を取って確認締めもらえたらと思います。

(ここで紹介すると、本が売れなくなりそうな)

 

エクセル1

考えるベースとなる情報を『整理する』
①フレームを作る。緑色:枠、日付、テーマ
②キーワードで埋める。青色:答え
③考えを書き出す。赤色:考えを纏める

 

 

ロジック3
論理的に考えをまとめ、わかりやすく伝える
「1P?」「Q1?」「Q2?」「Q3?」

要素は緑色

1Pは1Phrase?:ひとことで言うと。赤色

Qで質問を緑色。答えを青色。

 

 

ポイントを抜き出すとこんな感じ。

 

この本は、こう言ったテクニック習得も大切だが、もう一つコンサルタントの読書術でも出てきた、「雲」を見つけて、自分なりに「雨」を考えて「傘」を比較する事をしてもらえたらなぁと思います。

 

要は、この本では、ある種の考え方を抽出して、それを身につけて頂ければ良いと思います。

 

基本編
3つのステップ(一枚に纏めるための)
①考えるベースとなる情報を書類に「整理する」
②自分なりの「考え」を書類に「まとめる」
③書類の内容を誰かに「伝える」


キーワード「動作化」
まずは「どうしよう」を「どうさ(動作)」に変えなさい。動詞→動作


心がけておくべき大切な一つの予備動作
「考えるベースとなる情報を『整理する』こと

 

エクセル1について

(エクセル1だけではなく、資料を作る時に考える共通項である)

重要なこと
→目的を明確にする
最初に立てる共通の問い
→「そもそも何のために、この『一枚』を作るのか?」


考えるコツ
①「読み手」を明確にする
②読み手に「どの様な反応・行動をしてもらいたいか」を考える
③「相手が知りたいことは何か?」を無視しない。

 

伝え方のコツ
①書類を見せながら、指をさす。
②構造を先に示す「構造フレーズ」
「ひとことで言うと・・・」
「理由は3つあります。1つめは・・・」
「3つのステップで進めます。・・・」

 

ロジック3について

質問は、「テーマに対して相手が聞いてきそうな質問」
質問が思い浮かばない時の3つの切り口
「WHAT」「WHY」「HOW」

 

トヨタの 1枚 」に 、次の 3つの内容が盛り込まれている
①今 、なぜこの仕事が必要なのか ? (何のために 、この仕事をやっているのか ? )
➡目的 ( W h y ? ) 
②現在 、どんな課題があるのか ? (どんな問題を抱えているのか ? )
➡課題 ( W h a t ? ) 
③課題に対してどんな手を打っていくのか ? (どんな解決法があるのか ? )
➡解決案 ( H o w ? )


「紙一枚」にまとめる技術の本質は、実は、「いかに仕事を停滞させないか」という点にある


「5回のWHY?」原因追及
「5回のHOW?」問題解決

 

最後に、
「伝わる」の本質は山登りの様なもの

ここで、紹介されている図は是非一度見てほしいと思います。

私は同じ様な考え方を、戦略や経営の考え方で学びました。

要は、色々な具体例があるが、それを頂上に向かいつつ、つまり要素を普遍化していく。

頂上にはエッセンスが残る。

そして今度はふもとへ降りていくに連れ、その普遍化したエッセンスを新しい課題にチャレンジして行く。

登山を抽象化、下山を具体化としています。

 

ここでの説明は物の伝え方を説明しています。

まず 、左下のふもとから左側の斜面に沿って頂上へと登っていく段階 。この段階では 、数多くある 「伝えたいこと 」を 、たとえば 1 5個 → 7個 → 3個 → 1個というように絞っていく流れです 。伝える前に 、まずはこの 〝登山 〟を終えておきましょう 、と説明しました 。
一方 、人に伝える段階 、すなわち 〝下山 〟のプロセスはこれとは逆です 。今度はまず 1個に絞り込んだ頂上のメッセ ージから伝えていきます 。 「要するに 、私が伝えたいことをひとことで言うと … … 」という具合に 。
ただし当然、ひとことだけで相手にわかりやすく伝えるのは難しいので、「どういうことかと言うと、ポイントは3つあって・・・」という具合に、今度は右側の斜面を少し下って行って、3個の段階の話をします。
それでも不十分ということであれば、7個、15個の段階まで下りて行って、必要なキーワードを補いながら、説明していく。

 

この図と説明を一読するだけでも、この本の価値はあります。