hirobowの読書 blog

読んだ本を紹介していきます。

死ぬほど読めて忘れない高速読書  上岡正明

高速読書  上岡正明

(2022-1-12 updated)

浅田すぐるさんの著者である「すべての知識を「20字」でまとめる、紙一枚!独学法」を読んで、それとこちらで紹介している「高速読書」を融合すれば、めちゃめちゃためになるビジネス本の読書スタイルが確立できるのでは?と思いました。

 

読書後の本のまとめ方は「高速読書」をベースにしつつ、この本で紹介している「アウトプットノート」へ、本のエッセンスや具体的なアクションを書き込むために、「20字」でまとめる技術が必要になるのだと。

また、他者への説明などは、3Qのあるコントリビューション学習法の方が分かりやすいかもしれません。

 

要は、「20字」学習法の場合は、20字のまとめが、1枚に一つなのに対して、「高速読書」の場合は、20字のまとめが、1枚に複数書けます。なので本の中身を「20字」で何枚か書いて、それをアウトプットノートに纏める感じになるのかと思いました。

 

これを行うと、読書で大切だと考える以下の点がカバーできます。

  • 目的の明確化
  • 20字の要約
  • 動作に落とし込んだアクションプラン

 

(2020-2-15)

これは速読とは違う。

 

速読はフォトリーディングなどの訓練が必要となるが、高速読書は誰でもできる。

おそらく大抵の人は時間がない時に、パラパラとめくりながら、気になったところを見つけたらそこを読んでみると言った「通販カタログ的な読書」を経験した事があると思いますが、極端に言えばそれです。

 

そして、それらを行う前に、「目的意識と課題意識を明確に持つ」というのが大事。

 

通販とか、何を買うかによって抽出する項目は変わります。

読書も問題意識によって参考にする箇所は変わります。

 

それから、気になった所をメモって、最終的には要不要を判断して、購入というアクションを実施。

通販と高速読書の違いは、前者のアクションが「注文する」という事に対して、後者のアクションは「抽出した箇所に対して、具体的にアクションを考えて実践する」という所です。

 

以前の読書では、1ライン・サンプリング、1ライン・エッセンス、1ライン・レビューと紹介しましたが、ここでは、

1ライン・サンプリング

→青ペンで書き込む。

1ライン・エッセンス

→アウトプットノートにエッセンス(行動に結びつける際の気づきや指針やヒントなど)を書き出す。

1ライン・レビュー

→エッセンス毎に具体的なアクションを書く。

 

アウトプットノートは、1ライン・レビューよりも、読んで得られた気づきに対して、具体的なアクションを書いて行くので、より読者から得られた知識を実践に生かしやすい仕組みだと思います。

 

とは、言いつつ、この本の1ライン・エッセンスと1ライン・レビューを紹介します。

 

1ライン・エッセンス
「1ライン・サンプリング」の中から「もっともすばらしいと思った引用」を1つだけ選ぶ
◼︎分散効果
1回目:15分 ロケットスタートリーディン
2回目:10分
3回目:5分
(200ページの本を想定)
時間を開ける、場所を変える
1回目:15分 ロケットスタートリーディング。タイマーセット
文字を振り返ることなく内容を理解
◼︎エピソード記憶
2回目:10分 青ペンなぐり書きリーディングで記憶
ドッグイヤーのページを中心にダブルテクニック(漢字だけ読みとつまり読み) 70%ぐらい
◼︎アウトプット
3回目:5分 人生を変えるアウトプットリーディング
青ペン箇所を中心にアウトプット法を考えながら読む 10%ぐらい
ここまで来るのは3割程度


アウトプットノ ートを書くポイントはおもに 4つあります 。
1.読書の目的を書く
2.書名やメモを書く
3.本のエッセンスを 2 0文字以内で箇条書きに(5つか6つ、多くて10個)
4.行動プランや具体的なアクションを箇条書きに

①読書の目的を書く
読書前に読書の目的を言語化
②書名やメモを書く
書名、日付、読書タイム
③本のエッセンスを 2 0文字以内で箇条書きに
ポイントが複数ある場合も1センテンスは20文字以内
例えば、
・正義が勝つとは限らない
④行動プランや具体的なアクションを箇条書きに
エッセンス毎にどんな行動アクションにつなげられるか書く
例えば、
・正義が勝つとは限らない →自分の正義を部下に押しつけないといった具合です 。


1ライン・レビュー
「1ライン・エッセンス」について、「なぜこの1行に感動したのか?」という観点で、ひと口メモを書くだけです。
1ライン・サンプリングを書きためたのとは別のノートや手帳に、日付、書名、著者名を書いたら、まず1ライン・エッセンスを書き写し、その下に30~40字程度で1ライン・レビューをメモしましょう。


1ライン・レビューの場合は、自分がどう感じたかを書く方法だったが、アウトプットノートの場合は、行動プランや具体的なアクションに落とし込む。ビジネス本などの読書の目的を考えると、行動が具体的に伴うアクションノートが良い。
どちらにしろ、キーとなるエッセンスをいくつか抜き出して、そこから示唆を得る点では同じで、アウトプットノートはエッセンスから具体的なアクションを考えることで、より行動プランに近づく方法。