hirobowの読書 blog

読んだ本を紹介していきます。

コンサルタントの読書術

コンサルタントの読書術

この本のポイント、おすすめしたいところ

 

読書の仕方もためになるが、纏め方(成果物)もためになる。

読書の目的は、読んで何か結果を出す事。

自分の抱えている問題の解決策を見つけるのも一つだし、何かのノウハウを身につけるのも一つ。

ここでは読書というインプットの方法以外に、色々なアウトプットの纏め方も載ってあり参考になります。

 

ここで述べられている読書(インプット)の流れは以下の通り。

ベースはコンサルの考え方である、仮説検証である。


問題点→目的→選択(具体的に。小さな一つを積み重ね)→学習→思考(PDCA)(仮説検証、雲雨傘)(本の種類別)→成果物(アウトプット)
思考のインプットと成果物のアウトプットは並行。

 

また成果物(アウトプット)は、その時の仕事の成果物や自分なりのマニュアルが纏められ更新されていく。
読書術になると重要な所は大抵同じになる。
そういう重要なエッセンスを見つけることも大事だが、その本ならではの気づきを反映させることも大事。
そういう意味では、気づきを自分なりのマニュアルに纏めて更新するという考え方は良いポイント。

 

さて、ここであらためてコンサルタントの仕事と読書について見てみる。

コンサルタントの読書の方法は仕事の仕方と似ている。

 

①全体をざっと把握、フレームワーク

選択と集中(重要だと思った点を狙いにを③絞って集中して掘り下げる)

③仮説検証、修正しながら。(掘り下げ)

④一点突破

 

 一方、コンサルタントの読書については、

①「自分が取得したい知識・スキルについて俯瞰して考察して、そこから狙いを1点に絞って、そのあとは集中読書」

②「読書は仮説検証をしながら読み、すぐに実践に結びつける」

 

あくまで、そのとき自分が取り組んでいる仕事上の問題にフォーカスする。そして、具体的に実践ができるレベルの表現をイメージすることが大切。
たとえば、「ロジカルシンキングを実践する」という目的の持ち方では、いつまでたっても達成されない。しかし、「上司に営業報告するときに、事実と意見を分離してしゃべれるようになる」ならば、実践できる単位の行動。具体的な達成目標を目的にすれば、それを学んで、行動にしてアウトプットすることができる。

 

大きなスキルを網羅的に学ぼうとするより、小さいスキルをひとつひとつ習得し、それを50個、100個、200個と積み上げていくうちに、実は大きなスキル全体を身につけているという結果を目指す。

 

コンサルタントの本の読み方

読書(インプット)のポイント
①本を全部読もうとしない 。始めから読まない 
②必要な部分はゆっくりでもいいので考えながら読む 
③事実(雲) 、解釈 (雨)、アクション(傘)を読み分ける 

④読書の P D C Aサイクルを回す 
⑤読むことに集中できない要素は思い切って排除する

 

②必要な部分はゆっくりでもいいので考えながら読む 

熟読モードのときは、読む時間と同じだけの時間を考えるという時間に使う。

この考える時間には、あらかじめ考えている自分の仮説や、フレームワークに沿った形で、情報を整理します。これがPDCA読書。

 

③事実(雲) 、解釈 (雨)、アクション(傘)を読み分ける
重要なのは 、まずは 、 「雲 」にあたる事実を理解すること 。そして筆者の考える 「雨 」の部分に対して自分の意見をぶつけて考えること 。 「雲 」 「雨 」がわかったならば 、著者の 「傘 」を参考にしつつ 、できれば自分なりの 「傘 」に相当するやり方を考えてみる。

 

④読書の P D C Aサイクルを回す 

これは 、常に仮説をブラッシュアップしながら読書をするということ。読む →考える →さらに読む →再び考える (または行動する )という P D C Aサイクルを短時間のうちに回すと 、飛躍的に本の理解度が増す 。

 

実践(アウトプット)のポイント

◼️マニュアルは読みながら実践する
インプット即アウトプット
◼️事前にアウトプットを設計する
キーワードは「あらかじめアウトプット(成果物)を設計する」という考え方
◼️成果から逆算して本を読む
読み始める前にレポートの構成から作る。

「本を読む前に 、まず考える 。本からなにを成果として取り出すかを 、走り出す前にまず考える 」ということが重要。
◼️フレームワーク整理で情報をメタ化する
あらかじめ考えたフレームワークを使って本を読み、ポイントを纏める。

情報をメタ化するという。
◼️読書メモは本の要約では無意味
多くなる。自分の目的だけに絞るのがベスト。
◼️アクションだけを纏めても実践にはつながらない
著者のアクション(傘)だけ纏めても自分には役に立たない。(雲・雨)を読み取り自分なりの(傘)を考えて纏める。
◼️自分流のまとめの作り方
読書の目的を 「仕事に役立てること 」としているので、メモをつくるというより 、その時に取り組んでいる仕事そのものの中に取り込まれていく。その時の仕事の成果物や自分なりのマニュアルが纏められ更新されていく。