六人の嘘つきな大学生 著者:浅倉秋成
この作者の作品は初めてですが、とても魅力的な作品でした。
ある企業の最終選考に残った6人の大学生。最終課題はグループセッション。良い議論が出来れば6人全員が採用されるため、最終選考に向けて6人が定期的に集まりながら準備を進めていました。しかし最終選考の開催前に急遽、採用枠が1人になり、その人選を最終選考のグループセッションで決めるということに変わりました。
180度風向きが変わり、当日のグループセッションでは思わぬ事態が起き・・・。
最終選考は誰が選ばれたのか?
というのは、話の前半みたいなもので、その採用者が決まって数年経った後の話が、よく考えられてるなぁと感心しました。
人の感情の変化や、謎解きに興味ある人にはお勧めの作品です。